〜 無農薬あきたこまち米100%純米酒リポート 〜
美酒爛漫の有機米への取り組み

とびっきり自然な純米酒 9年目のスタート(2011年3月)

岩手県、勝部さんの有機米契約栽培報告(3月〜5月)

岩手県有機栽培米作業報告(6月)

岩手県有機栽培米作業報告(7月〜8月)

岩手県有機栽培米作業報告(9月〜11月)

岩手県有機栽培米作業報告(12月〜2012年1月)

美酒爛漫の有機米への取り組み
美酒爛漫は、私たちの住む地球環境に優しく、身体にも優しい
無農薬有機栽培米を使用した、 “とびっきり自然な純米酒” を造っています。


とびっきりおいしいお酒をつくるために、
私たちは田んぼを探すことから始めました。

農薬を一切使わず、自然に近い環境で米を育てることは、
多くの手間がかかります。

かかった分だけ味に出ます。

有機米の素材の良さをお試し下さい。

とびっきり自然な純米酒

2003〜2004年、美酒爛漫は “とびっきり自然な純米酒” を造るため、無農薬栽培米の産地として有名な山形県置賜地区の土屋さんに、 「無農薬あきたこまち米」の契約栽培をお願いしました。

農薬を使わない米作りは、土作りから始まります。
雑草や害虫、病気との戦いに加えて、気候の変化などにも影響される、気の抜けない大変な仕事です。

大切に育てられて収穫された米で造った“とびっきり自然な純米酒”は好評で、生産が需要に追いつきませんでした。
2005年からは、その需要に応えられるように、土屋さんに加えて岩手県大東町の勝部さんにも契約栽培をお願いして、 原料米の生産量を増やしました。

2009年はメンバーが入れ替わり、山形県の平田さん、岩手県の小島さんの田んぼで、大切に育てられました。

9年目も、岩手県の勝部さんに栽培をお願いしました。
「無農薬あきたこまち米」は大事に育てられています。

美酒爛漫は、「無農薬有機栽培米あきたこまち」を使用して、
身体に優しい “とびっきり自然な純米酒” を造り続けています。

とびっきり自然な純米酒  9年目のスタート
無農薬有機栽培米 “あきたこまち” 契約栽培数量は30俵(1俵 60s)

「とびっきり自然な純米酒」製造開始から9年目の今年も、昨年同様に30俵の無農薬有機米の契約栽培をお願いした、生産者の岩手県大東町の 勝部昌平さんから届いた栽培状況報告です。

◆2月と3月の気候は例年に比べて、寒暖の差が大きく、春作業は遅れ気味です。
東日本大震災の影響で、有機栽培米の生産資材の入手が困難でしたが、4月25日に概ね全量の入荷が確定しました。
また、農業用水路等施設の一部が損傷しましたので、復旧工事を急ピッチで進めています。

◆3月下旬に種モミの選別作業をしました。サイズを選別する機械を使って、粒の小さいものを取り除き、健全なモミを選びました。
イモチ病などの予防の為、選別したモミを60度の熱湯で7分間殺菌した後、 直ぐに冷水で冷やして胚芽がダメージを受けるのを防ぎました。


◆4月半ば過ぎ、種モミを水に漬けて芽だしをして、山土、モミガラ薫炭及び有機堆肥を混合した床土の苗箱に種蒔きをしました。
有機米は農薬を使用できないので、1箱当たりの播種量を少なくします。 ※苗の間隔を広く田植えする為です。
苗箱を育苗機に入れて、電熱で3日間保温して、本格的な発芽を促しました。
発芽後、ビニールハウス内の簡易プールに並べてハウスの開閉による温度調節と水管理で育苗しています。
4月25日の段階では、苗は2〜2.5葉でした。水をたっぷりと掛けて更に成長を促進させました。

◆4月下旬に、完熟堆肥を散布して耕起した田んぼに水を入れて、湛水して有効微生物の増殖を促進しています。
5月11日現在本葉3〜3.5枚で、次第に色が付いてきました。順調な生育です。
5月末に、代掻き作業をして、田植えは、6月上旬の予定です。


岩手県、勝部さんの有機米契約栽培報告(23年3月〜5月)
1.播種の脱芒、選別作業(3月27日)
種籾を脱芒機に入れると、脱芒(だつぼう)後、2.2mmの網の穴を通して選別されます。2ヶ所の排出口から出てくるので、脱芒と選別作業が同時にできます。
粒の小さい籾を取り除き、発芽や生育の良い健全な種籾を多く選ぶので、塩水選とほぼ同等の効果が得られるので、塩水選はおこないません。
さらに玄米や塵なども除去するため、脱芒後の種籾の品質が向上します。
※脱芒‐‐‐種籾の先端からでている芒(のぎ)を取り除くこと。

2.種籾の温湯処理作業(3月29日)

選別した種籾は農薬による消毒を一切行わず、 8kg入りの乾燥籾を2袋ずつ温湯消毒機で60℃の熱湯に7分間浸漬後、すぐ冷水で冷やして殺菌し、バカ苗病やイモチ病などの病気を予防します。この作業を播種量分繰り返します。

3.播種作業(4月17日)

山土と籾殻薫炭、成苗用有機堆肥3:1:1で混合した床土にハト胸程度に芽出しした種籾を自動播種機で播種します。(20条播き、1箱65g)
有機米は農薬を使用できないことから、1箱当りの播種量を減らし、田植えには疎植(そしょく)する必要があります。
潅水後、有機質肥料入りの培土を覆土し、育苗機へ3日間入室して電熱で発芽させます。

4.ハウスで育っている苗の状態(4月25日)

発芽後、苗箱を育苗機から取り出し、ビニールハウス内に作った簡易プールの中に並べて、湛水で育苗を行います。育苗中の病害虫の防除は農薬を使用せず、 かけ土を行い、ハウスの開閉による温度調整や水管理で育苗します。
4月25日現在、苗は2〜2.5葉目、水をたっぷりと掛けて生長促進中です。
圃場では萱農場の「げんきな堆肥」を融雪直後に散布し耕起を終了しました。

5.ハウスで育っている苗の状態(5月11日)

5月上旬には温度が上がり順調に生育しています。
5月11日現在、苗は3〜3.5葉目に入り、次第に色が付いてきました。

6.圃場の状況(5月11日)
5月末の代かき作業までの間、田面一杯に湛水して水生生物と土中微生物の増殖を促進しています。
田植え作業は6月上旬頃の予定です。


岩手県有機栽培米作業報告
(23年6月)
1.田植え作業(6月上旬)
6月1日、苗は4.5〜5葉目に入り、田植え作業開始です。
活性炭入りの黒色の紙マルチを敷きながら、苗を6条ずつ同時に植え付けします。
マルチが日光を遮断するので雑草の発生を抑制することができます。
雑草が出ないように隙間なく田んぼ全体をマルチで覆うのが重要な作業で、
マルチは50日間ほどで分解され、土に還ります。
田植え後は、好天続きで生育は順調に推移しています。

【近 況】

「とびっきり自然な純米酒」が好評です。
東北地方太平洋沖地震に係る陸前高田市の災害復旧支援のため、名古屋市現地災害支援本部が5月13日に一関市大東町のJR沢駅前に設置され、 20〜30名のスタッフが1週間から10日間交替で常駐しています。
一日の疲れを癒すために、最大の楽しみである夕食時に交わすお酒、「とびっきり自然な純米酒」が好評で連日愛飲されているそうです。
「とびっきり自然な純米酒」を提供しているお店は、JR沢駅前の中華レストラン「バンバン」さんです。
支援チームの皆さんは、任務を終えて名古屋市に帰るときは、「とびっきり自然な純米酒」をお土産品にしているそうです。


岩手県有機栽培米作業報告
(23年7月)
1.生育状況(7月上旬)
今年は好天続きで、慣行栽培とほぼ同様に有機米の生育は順調に推移しています。
最近田んぼへ、「カモ」が5〜6羽飛来して、餌を求めると共に抑草を手伝っております。

2.除草作業(7月上旬)

例年ですと、田植え後50日間ほどで紙マルチが溶けます。
今年は好天続きで、土壌中の微生物等の動きも活発で約30日間で 紙マルチが溶解し、雑草が発生しています。
早めの除草が稲の生育(特に、有効分けつ)を助長するため、田植え後、初めて水田へ入り、 3条の動力式除草機で中耕除草を行いました。
機械での作業は、土壌を爪で攪拌(中耕)するため、土中のガス抜きも併せて行っています。
紙マルチの下はどうしても水温が低いため、例年慣行栽培とは大きく生育が遅れていましたが、 今年は好天続きで気温も高く、紙マルチの溶解も早く、土壌が直射日光を受け、有機質の分解が促進されるようになり、分けつがより加速し、生長が進んでいます。
(電動式除草機は勝部さんの従業員で佐藤さん)

3.生育調査並びに指導会(7月中旬)

7月13日、現地において、岩手県一関農業改良普及センター(久保田技師)による稲の生育調査と栽培指導会が行われました。
生育状況は順調に推移しており、最高分けつ期を迎え、有効茎が10〜15本確保されていました。
今後の管理は、数日間は好天が予想されるので、 分けつ促進と根張りを良くするために水切りをし、一週間程度の「中干し」を行うよう指導がありました。
(久保田技師による生育調査、隣接の有機栽培者、小山謙次郎さん)

4.生育状況(8月13日現在)

今年は梅雨明けが早く好天で、7月は平年以上に気温が高く日照に恵まれたので順調に生育しています。
7月下旬に行った幼穂形成期調査の結果でも、平年より3〜4日位生育が進んでいます。
8月3日に、平年より3〜4日早く出穂を開始しました。(圃場全体の50%以上が出穂した時)
穂先に小さな白い花(おしべ)が咲き、自家受粉は開花と同時に行われます。
穂揃い期を経て稲がデンプンを蓄積して実ると、重さで垂れてきます。



岩手県有機栽培米作業報告
(23年10月)
1.生育状況(9月)
天候は、9月上旬に曇りと雨の日が多く、中旬には台風15号の襲来で降雨日数が多かったです。
高温多湿状態が続いて、いもち病が一部の周辺圃場で発生しました。
有機栽培米は極小発生しましたが、大事には至りませんでした。
下旬になって秋晴れの日が続き、稲の生育は順調に推移し、現在成熟期を迎えて黄金色の稲穂が頭を垂れています。

2.稲刈り作業(10月)

10月に入り晴天の日が続き、稲の生育が良く、例年と同じ時期の10月10日に稲刈り機械(コンバイン)で刈取りを行いました。
刈取った籾(もみ)を軽トラックで運び、室内の乾燥機で乾かした後、籾摺り(もみすり)機で玄米にしました。
収穫量は一反歩(約300坪)あたり、前年より減収して5俵でした。(1表60kg)

刈り取り脱穀後の稲わらは、束ねてわら起こしして自然乾燥の上、来期の堆肥づくりの原料として使用します。

3.等級・格付検査(11月)

籾摺りして調整された玄米は30.5kgに袋詰めする際に、生産工程管理記録により、米袋に認定番号や生産者氏名、住所、圃場番号、ロット番号を記入し、 表示が適正であるかの確認後、JAいわい東大原倉庫において等級検査を受けました。
本年も天候に恵まれ、全て1等米でした。
適合品に有機農産物の日本農林規格に基づくJASマークと認定事業者独自シールを貼り付けします。
格付けされた玄米は組合事務所倉庫に一時保管して出荷になります。

勝部昌平さんの有機米は11月30日に30俵、入荷予定です。


岩手県有機栽培米作業報告
(23年12月〜24年1月)
1.圃場状況(12月2日)
10月に刈り取り脱穀した「稲わら」は、自然乾燥を終えて来期の堆肥づくりの原料に
使用します。
自然循環型農業の一環でもあります。
刈り取り後の田んぼ
自然乾燥の稲わら
2.圃場堆肥散布(12月10日〜11日)
自然乾燥した稲わらを片付けた後、12月10日〜11日に堆肥を散布しました。
堆肥は、勝部昌平さんが経営する種豚場で生産された物で、豚糞と鶏糞に自家粉砕した
広葉樹パークを加え、 発酵撹拌機で1次発酵させ、稲わら、米糠、卵殻、微生物複合菌を
混合し、さらに屋外で時間をかけ2次発酵 させ完熟にします。
元気な堆肥
散布前の田んぼ
3.圃場状況(2012年1月18日)
12月下旬に、田面が深くて排水困難な箇所に山土を入れて均し作業を行いました。
(客土作業)
今年は、例年より降雪量が極端に少ない状況です。
(1月18日現在、田んぼの積雪5〜6cmぐらい)
田んぼの手前凸凹部分が山土を入れて均し作業した所