2019年2月14日
美酒爛漫の地元 湯沢市の三関地区は、「三関さくらんぼ」の産地で有名ですが、清流水に恵まれていることから、300年の歴史を持つ伝統野菜「三関せり」の生産地でもあります。
「三関せり」は、地域で自生する「せり」の中から長い時間をかけて良いものが選抜されてきました。"根まで食べられるセリ"として、受注に生産が追い付かないほどの人気食材です。
寒い冬に膝まで水につかり、水田からフォーク型のスコップで根を傷つけない様に気を遣っての収穫は、かなりの力作業です。
収穫後にも冷たい水で、根の間に入った土や小石を丁寧に何度も洗う、大変な作業があります。
この作業があるからこそ、「三関せり」は根までおいしく食べられるのです。
「三関せり」は 芋の子汁や、きりたんぽ鍋など、鍋料理には欠かせません。
「葉・茎」がおいしいのはもちろん、白いしゃきしゃきした歯触りの"根っこ"が美味しいのが「三関せり」です。
人気メニューの「せりの1本漬け」のレシピを紹介します。簡単にできて美味しい「せりの1本漬け」は、ごはんのおかずにも、晩酌にも最高!
【三関せりの1本漬け】
材料:三関せり・みりん・かくし味※・薄口醤油・にんにく
※「かくし味」は、秋田でよく使われている"調味料"の名前
1. せりを良く洗います。(根っこの部分は特に丁寧に)
2. みりん・かくし味・薄口醤油を1:1:1の割合で混ぜ、スライスしたにんにくを入れてひと煮立ちさせ、冷まします。
3. 洗ったせりを真空の袋に入れて、冷ました 2 を入れます。
※この時、すりおろしたにんにく・鷹の爪をお好みで適量入れます。
3時間ほどで出来上がります。
ヒント! せりの上手な茹で方 ...
沸騰した湯に「酢」を入れて、ざるに入れたせりを2、3度湯につけて、湯通しする感じで良いそうです。根も白くなり、シャキシャキ感のある色良いせりのおひたしが仕上がります。
三関せりは「根」が美味しいのです!
口に入れた瞬間三関せりの香味と、にんにくの風味が口の中に広がり
シャキシャキとした歯触りとともにおいしさが重なりあいます。
このしっかりとした旨味には美酒爛漫 「 生特酛特醸原酒」がお薦めです。
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