美酒爛漫 らんまん

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美酒爛漫の新たな試み「自社田栽培」について

創立100周年を機に、
酒造りの未来に向けた取り組みとして
地元湯沢で、種まきから精⽶までのすべてを
社員の⼿で⾏う、酒⽶栽培を始めました。
「酒米の里」湯沢の復活をめざした
美酒爛漫の新たな試みをご紹介します。

「自社田」という
新たな試み

「酒米の里」として繁栄した湯沢

「酒の国」秋田県にあって、湯沢市は
「東北の灘」と
言われるほど
酒造りが盛んな地域でした。

その繁栄を支えていたのが、
湯沢の肥沃な土壌と
清らかな水が育む酒米です。
最盛期には、秋⽥県の酒蔵が使⽤する酒⽶の8割を供給するなど、
湯沢は「酒米の里」として名を馳せ、
秋田の酒造りには欠かすことのできない土地として発展しました。

地元湯沢の農業が抱える問題

しかし近年は、全国的に清酒の生産量が
減少傾向にあり、
同時に酒米農家の高齢化や後継者不足が進行しています。

その結果、酒⽶の⽣産が減っており、
酒蔵の原料⽶確保が
大きな課題となっています。
農業は酒造りの生命線。
地元湯沢の風土を活かした酒を100年に渡って造ってきた爛漫が
今取り組むべきことは何か。
議論の先に見つけた答えが「自社田」による酒米栽培でした。

「自社田」で酒米の里の復活へ

美酒爛漫は、地元湯沢の農業生産者から田んぼを託していただき、社員自らの手で酒米の栽培をスタート。

初年度は、秋田県産の酒造好適米「百田」
「一穂積」「秋田酒こまち」を育て、730俵の酒米を確保しました。
今後は、さらに多くの農家の皆さまから田んぼを引き継ぐことで、生産面積を増やしていきたいと考えています。

より多くの良質な酒米を生産することで
地域の農業生産を活性化する。
そして湯沢の美しい⽥園⾵景を守り、
未来へと引き継ぎながら「酒米の里」湯沢の復活に貢献する。
それこそが美酒爛漫のめざす、新しい酒造りです。

「テロワール」の先の
「ドメーヌ」へ

美酒爛漫が「自社田栽培」を始めた理由は、
もう一つあります。
それは「テロワール」の先にある
「ドメーヌ」を追求した酒造り。

「テロワール」と「ドメーヌ」は、
ともにワインの世界で用いられる言葉。
「テロワール」は生育地の気候や土壌、
地形などの周辺環境を意味するのに対し、
「ドメーヌ」は所有している畑で原料を栽培し、
醸造、瓶詰めまでを一貫して行う生産者のことを指します。

社員自らの手で育苗、田植え、稲刈り、
籾摺りまでを行い、
愛情をかけて育てた米で酒を仕込む「一貫生産」に取り組むことで、
湯沢の土地で、私たちにしか造れない酒を
お届けしたい。

美酒爛漫がめざす「ドメーヌ」は、
自社田栽培 純米酒「萌稲」、
純米大吟醸「環稲」として、
少しずつ形になり始めています。

01 / 04

自社田の1年

自社田栽培米で
造った酒

  • ⾃社⽥栽培⽶ 百⽥⾃社⽥栽培⽶ ⼀穂積

    稲シリーズ

    自らの手で丹精を込めて育てた
    自社田栽培米で醸した、
    米への愛情と秋田の米のうまさが詰まった
    シリーズです。

  • ⾃社⽥栽培⽶ 秋⽥酒こまち

    かおりシリーズ

    地元秋田の酒米と、厳選された酵母が織りなす
    個性豊かな香りとともに、
    秋田のうまさを堪能できるシリーズです。