2010年2月17日
2月に入ると最高温度が0度を下回る日が多くなり、
美酒爛漫の蔵内も一段と清澄な空気に満たされています。
今日は、大吟醸酒の「もろみ」の仕込みです。
仕込みは3回に分けて行うので 三段仕込み といい、
最初の仕込みは 初添(はつぞえ) といいます。
仕込水を入れます。
釜場から炊きあがった蒸米が運ばれて来たら、
品温を下げるために、布の上に手で広げます。
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櫂入れ(かいいれ)をして仕込みを終えます。
※櫂入れ(かいいれ)・・・櫂棒という道具で撹拌すること。
翌日は 踊り(おどり)といい、酵母の増殖を計るため、仕込みを休みます。
3日目が 仲添(なかぞえ)、4日目が 留添(とめぞえ)といい、
段々と仕込み量を多くしていき三段仕込みが終了します。
仕込み後は、
米の澱粉(でんぷん)が麹(こうじ)の酵素によりブドウ糖に分解され、
ブドウ糖を酵母がアルコールに変えていきます。
「もろみ」の中では、この2つの作用が同時に行われており、
これを 並行複発酵 といいます。
毎日、温度管理、分析による成分管理をしますが、
一番大切なのは、「もろみ」の変化を注意深く観察することです。
目で見て、香りを嗅いで、発酵する音を聞いて判断します。
最高の美酒になるよう、大切に育てながら熟成の日を待ちます。
通常の「もろみ」日数は20日位ですが、大吟醸酒は30日以上を要します。
造りの基本は
「一、麹 二、もと(酒母) 三、造り(もろみ)」です。
大吟醸酒の仕込みは全て手作りで、蔵人が手間暇かけて造ります。
その成果を 美酒爛漫大吟醸酒 でお確かめください。
<蔵元案内人 飯塚>
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