2010年3月16日
吟醸酒の仕込み蔵に近づくと、
大吟醸酒特有の"フルーティな香り"が漂ってきます。
大吟醸酒のもろみも順調に発酵が進み、いよいよ上槽(じょうそう)です。
上槽は、もろみを清酒と粕に分ける操作です。
通常は昔ながらの酒槽(さかぶね)と自動もろみ圧搾機を用いますが、
大吟醸酒の場合は、袋吊り(ふくろつり)という方法で、
もろみを入れた酒袋をタンクの上に吊るし、
自然に滴り落ちる雫をタンクの底に集めます。
熟練した蔵人たちが大吟醸酒の香りを逃さないよう連携して、
短時間で済むように行います。
袋吊り用の木綿の袋は、毎年社員が丁寧に作ります。
出来上がった袋は、袋香が無くなるまで何度も何度も洗ってから使います。
杜氏の合図で吊りが始まります。
写真では速度が分かりませんが、素早い連携作業です。
もろみの入った酒袋を紐で結び、吊るします。
袋から落ちる雫がタンクの底に溜まってきたら、
呑(のみ=タンクの排出口の栓)を切ります。
最初は白く濁っていた大吟醸酒もだんだんと澄んできます。
これを斗瓶(とびん=18リットル入りガラス瓶)に採ります。
斗瓶に入った大吟醸酒は、数日すると斗瓶の底に滓(おり)が沈むので、
その上澄みだけを一升瓶に詰めていきます。
この作業を滓引き(おりひき)といいます。
タンクから斗瓶、そして一升瓶へと移し替え、
ようやく『美酒爛漫 大吟醸酒』の誕生です。
造りの基本は
「一、麹 二、もと(酒母) 三、造り(もろみ)」です。
大吟醸酒の造りは全て手作業で、蔵人が手間暇かけて造ります。
その成果を美酒爛漫大吟醸酒でお確かめ下さい。
<蔵元案内人 飯塚>
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