2013年4月11日
湯沢凧同好会 会長 小野育朗さんをお訪ねしました。
凧あげ大会の時も色々とお話を伺いましたが、
〝まなぐ凧〟の話をもっと聞きたかったので 『見学においで』というお言葉に甘えて、小野さんの自宅敷地内にある≪湯沢凧春風館≫に、お邪魔しました。
中に入ると、壁いっぱいに飾られた湯沢凧...
色鮮やかに描かれた武者絵凧や、
墨一色で表現された〝まなぐ凧〟に 圧倒されます。
小野さんが凧に出会ったのは小学校2年生の時で、初めて行った凧あげ大会で湯沢凧の魅力にとりつかれたそうです。
以来、小学校5年生から今日まで55年以上も自分で凧絵を描き、凧をあげ続けながら、300年も続く湯沢凧の歴史を守り続けています。
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〝まなぐ凧〟は、美酒爛漫のふるさと湯沢市の『文化財』に指定されています。
〝まなぐ凧〟は、たて骨1本に対して横骨3本、
枠骨なしの長方形の凧です。
つり糸のかけ方も、縦糸と横糸の交点に、つり糸をつけるだけの単純な仕組みです。しかし、単純だからこそ技術が必要です。
糸の結び目はタテ列のみであるため、左右に動く凧を、糸の引き具合によって、左右回転・大回転・急降下など変転自在に動かすことができ、凧は大空を元気に泳ぎまわります。
もうひとつの特徴は「しっぽ」がついていないことです。
多くの凧は、バランスをとるために「しっぽ」をつけますが、〝まなぐ凧〟はつり糸の張り具合、竹の削り具合の技によって、「しっぽ」をつけなくても安定してあがります。
また、多くの凧がバタバタと風を叩く単純な音しか出さない中で
〝まなぐ凧〟は、回転させることや、糸の引き具合により、弓の弦につけた和紙が、高低強弱さまざまな音色を出しながら空高くあがっていきます。
小野さんに、凧作りのおもしろさと、難しさをお聞きしました。
『シンプルな図柄ゆえに難しいんだよ。
線対称の〝まなぐ凧〟は左右のバランスをとりながら書くのが難しい。
墨一色で表現する凧なので思い切ってその時の勢いで書くことが大事。
墨の線だけで表情を出すことも難しいんだよ。
何枚も凧を作っても1枚たりとて同じ凧はないんだよ。
55年以上も凧作りをやっていても100%納得のいく凧には出会っていない。
だからこそおもしろいし、いつまでも挑戦できるんだよ』
と、話して下さいました。
『自分で書いて、竹を削り、組み立て、大空高く凧をあげる。
絵を描くことから~凧を作ること~完成した凧をあげることまで
すべての作業を自分の手でできるものってそうはないじゃない...
楽しいね~』...とも。
酒造りにも通ずる職人気質と浪漫を感じました。
凧の下には、≪春風≫の文字
長い冬を耐えて、待ち望んだ春に向け 春よ来い!と願った言葉...
美酒爛漫のふるさと湯沢にもようやく春が来ました。
どんどん草木が芽吹いて来ます...。
〝まなぐ凧〟について、大変勉強させていただきました。
楽しいひと時をありがとうございました。 ( 里実 記 )
〝まなぐ凧〟は、天にも昇るという意味で家運隆昌(龍昇)のお守りとして、新築祝いや、おめでたい席にも喜ばれています。
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おはようございます。
湯沢凧で検索いたしましたらここにたどり着きました。
実は私の知人に九州長崎県に知人がおります。
その方に最近長崎の凧(ハタ)を4枚頂きました。
私の孫にと言う事でした。
私には孫3人おりますので、1枚余ります。
よってその1枚を湯沢凧の方に差し上げたいと考えましたが、どなたかあるいはその方の住所も解かりませんので、何卒ご紹介頂ければと、このメール認めました。
お忙しい中申し訳ございませんがよろしくお願い致します。
〒019-0204
湯沢市横堀字小正寺62-11
栗田博義
E-mail:reikun11@yahoo.co.jp
TEll:0183-52-4089
携帯:090-9744-4832
『まなぐ凧』はラベルが印象に残っていましたが、よく知りませんでした
前回と今回で湯沢の伝統で、それも文化財だと初めて知りました
(ずっとネブタの絵だと思ってました…すみません…)
300年の歴史があって、小野さんは55年も守っているなんて、すごいですね
『100%納得のいく凧には出会っていない、だから面白いし、いつまでも挑戦できる』
『全ての作業を自分の手でできるものってそうはない、楽しい』
道を極めた人の味わい深い言葉ですね
まさに職人気質と浪漫で感銘を受けました
それと、いい笑顔ですね(^_^)
今回も人の輪が広がって良かったです
また楽しみにしてます
追伸
ようやく春がやって来ましたね
今年の花見は『まなぐ凧』をぬる燗で呑みながら…(^_^)