2011年2月 2日
酒造りは、
一、麹(こうじ)
二、酛(もと)
三、造り(もろみ)
が、重要な要素であり、工程の順番を表しています。
今日は、二番目の酛(もと)造りについてご案内いたします。
【水麹(みずこうじ)】
麹の酵素を仕込水に溶出させるための作業で、
仕込みタンクの前日取り置きした仕込水に、朝早く「麹」と「清酒酵母」を添加して、蒸米が出来上がるのを待ちます。
【仕込み】
酛場(もとば=酒母を造るへや)に、釜場から炊き上がった蒸米が運ばれてきます。
目標値とする蒸米温度まで冷ますため、蔵人が手で素早く布の上に広げます。
櫂入れ(かいいれ)をして仕込みます。
※櫂入れ・・・櫂棒と言う道具で撹拌する作業です。
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【荒櫂(あらかい)】
蒸米が十分に吸水し、こんもりと膨れ上がる時期に、
蒸米と麹を潰さない様に撹拌する作業で、
古来から、『櫂(かい)で潰すな、麹(こうじ)で溶かせ』と
いわれています。
これは、仕上がる経過を注意深く観察するためで、
目で見て香りを嗅いで
醗酵する音を聞き
指先に当る麹、蒸米の硬さ
溶け具合を感じながら、仕上げていきます。
仕込みから2週間後、
酛場に華やかな吟醸香(ぎんじょうか)が漂っています。
酒母の仕上がりです。
翌日の本仕込み(もろみ)を静かに待ちます。
美酒爛漫の酒母(しゅぼ)造りは、先人の言い伝えを守りながら
時間と手間をたっぷり掛けて造ります。
杜氏と蔵人のこだわりで醸しだされます。
杜氏 本多
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